新型コロナの感染拡大の影響で、各学校の研修旅行も環境が一変。延期や中止が余儀なくされています。そんな中、名古屋市の「名古屋観光専門学校」による、新しいスタイルの研修旅行が実施されました。

「名古屋観光専門学校」では通年、海外への研修旅行を実施されています。しかし、コロナ禍によって、今年の海外への旅行は不可能。国内旅行に切り替えるとしても、行き先や時期など、まだまだ見通しが付かない中での検討が必要となります。そこで注目されたのが、FDAのチャーターフライトでした。FDAでは、チャーター事業部を中心に〝すてきなフライト・1日を体験していただけるように〟という思いで、各部署と打ち合わせを進めました。

当日は、「名古屋観光専門学校」航空ビジネス学科のキャビンアテンダントコース、グランドスタッフコース、合わせて67名の学生の皆さんを対象に、チャーターフライトと機内外での実地研修を組み合わせた特別企画をFDA全面協力の下実施しました。

「名古屋観光専門学校」の卒業生であるFA・渡邉静南やグランドスタッフ等をアサイン。(写真中央が渡邉)

「名古屋観光専門学校」のロゴマークを表示させたウェルカムサイネージや出発便名の特別表示。学生たちは大喜び。

ひとりずつ、先輩グランドスタッフからチケットを受け取ります。先輩たちの接客に触れるのも、研修の一貫です。

そして、国内唯一の“フィンガーコンコース”を通って飛行機へ。

フィンガーコンコースを抜けると目の前には機体。機体を間近に見ることができるのも名古屋(小牧)空港の特徴です。搭乗前に機体の前で記念撮影。

機内では特別に、FAが行う確認や案内など一つ一つの業務の際に、各業務の説明を機内アナウンスで入れます。

学生たちは、FAの仕事を確認しながらメモを取っていました。

機窓から、日頃暮らす名古屋の街を眺めながら遊覧飛行を楽しみます。

着陸後は、機内の中で研修タイム。荷物棚の開け閉めや、実際のカートを押す体験に挑戦。

バックヤードを見学したり、コックピット席に座ってみたりと、特別に企画されたプログラムに、学生たちも真剣そのもの。

質問タイムでは、FAたちは学生たちから質問の嵐。時間が足りなくなるほど、学生たちはさまざまな質問を活発に行っていました。

そして、FAたちから7月・8月生まれの学生たちに、FDAグッズをサプライズプレゼント。機内は温かい祝福ムードに包まれました。

降機後は、グランドスタッフの業務体験です。グランドスタッフコースの学生たちは先に降機し、グランドスタッフ同様に降機してくるキャビンアテンダントコースの学生を出迎えます。

また、車椅子を押す体験やスカーフを首に巻いてみる体験、事務所内見学など行いました。

学生たちからは、憧れの先輩たちと実際に話ができ、実機での体験なども行えたことに「最高の一日でした!」との声も。FDAが一丸となって取り組んだチャーターフライト&研修旅行は、学生たちにも喜んでもらい、大成功の後、幕を下ろしました。

ニュース一覧